私事ですが、半年ほど前からどうにも好きになれない取引先の人がおり、接するたびに心を痛めております。
でも、ふと気づいたんです。相手は私の写し鏡なのだと・・・。そして、恋愛でも同じことが言えるのではないでしょうか。
■ 苦手なその人は、自分の写し鏡
どうしても合わない人は、何をどう変えても好きになることはないのかもしれません。しかし、それでも付き合っていかなければいけない間柄なら、お互い少しでも気持ちよく接した方が、場の空気も精神衛生上もいいにきまっていますね。
相手は自分の写し鏡です。私も苦手意識を持つ人とは、間接的に接するだけでもイライラすることがあります。しかし、自分が好意的に接するよう心がければ、相手の意識も多少なりとも変わるはず。良い行いも悪い行いも、すべて自分にはね返ってくるものです。私の場合も、全部が全部とは言いませんが、相手の欠点は、見たくない自分の姿だったのかもしれません。
■ 恋愛も自分を見つめ直す絶好の機会
筆者の場合、苦手な取引先の人と向きあったことが、結果的に自分を見つめ直すきっかけになりました。よく考えると、前にも同じような経験をしたことがあります。それは、片思いをしたときと、一方的に想いを寄せられたときのことです。
片思いをしていると、「何で私じゃダメなんだろう」「どうしたら振り向いてくれるの?」と思うことありませんか? 同様に想いを寄せてくれる男性に対して、客観的に見ると素敵な人だけど、「何でこんなに好いてくれるんだろう」「私はあなたの想像しているような人間じゃないのに」などと考え、相手の気持ちではなく、自分の気持ちと向き合うことになります。
想いを寄せるのも、寄せられるのも、どちらも自分を見つめ直す行為に繋がります。“恋愛は独り相撲”と例えられるのは、つまるところ自分の気持ちしか確かなものはないからでしょう。相手の心はどうしたって、正確に読むことはできません。
■ 男性に全てを受け止めてもらおうとするのはNG!
さて、自分を見つめ直す過程において、「自分が変わろう」という結論に行きつくことがあるかと思いますが、最終的に「やっぱり自分は変われない」というところに辿り着きがちです。
そうすると、「ありのままの自分を愛してくれる人と結ばれたい」って思いますよね? 先日、ちょうど友人がそういう気持ちになったのですが、それを聞いていた男友達がこんなことを言い返しました。「女の人って本当に勝手だよね。男にはあれダメこれダメ、もっとこうして欲しいって言うのに、自分のことはありのまま受け止めてほしいなんて自己中すぎる!」と…。
ありのままを…なんて言葉に甘えて、全て男性まかせにしていませんか? 変わることが難しいとしても、男性にはせめて「いつもあなたのことを考えているよ」とあなたの気持ちを伝えておいた方が、うまくいくのかもしれません。みなさんも大切な人にほど、あなたの全てをぶつけ過ぎないようにご注意を。(恋愛ウォッチャーaYa)