英首相、下院でEU残留訴え 離脱めぐる国民投票
【ロンドン共同】英国のキャメロン首相は22日、欧州連合(EU)離脱の是非を問う6月23日の国民投票で残留を支持する自らの考えを議員に訴えるため、下院で演説した。
キャメロン氏は19日のEU首脳会議で合意に至った改革についても説明。「2度目の国民投票はない最終決定だ」とした上で「英国はEUの中でより強く、安全になる」と訴えた。同氏率いる与党保守党内は意見が割れており、態度を決めていない議員を残留支持に引き込めるかが鍵となりそうだ。
保守党では複数閣僚が離脱を支持、21日にはロンドンのジョンソン市長も離脱支持を表明した。ハモンド外相らは残留を支持している。