アメリカの歌手・ケシャが、性的虐待や言葉による暴力などを受けたと訴え、音楽プロデューサーであるDr.ルークやソニー・ミュージックとの契約解除を求める裁判で苦闘する中、同業のテイラー・スウィフトがケシャに資金援助を申し入れ、25万ドル（約2800万円）を寄付したという。E！Onlineなどの海外メディアが伝えた。
2014年に起こした裁判でルークに18歳から言葉による暴力や性的虐待を受けてきたと訴えたケシャ。契約解除については現地時間19日に認められないとの裁定が下り、ケシャが涙したと伝えられた。虐待に関するケシャの訴えについては決着しておらず、テイラーの代理人が声明を通じて「支持を表明する上で、テイラー・スウィフトはケシャにこの厳しい時期を乗り超えるための資金援助として25万ドルを寄付しました」と発表したという。
ケシャに対する支援はほかにアリアナ・グランデやレディー・ガガ、デミ・ロヴァートなどがSNSを通じて表明。ガガは「世界中にあなたを愛している人達がいるわ、ケシャ。私はあなたの勇気に本当に頭が上がらない」とツイートしてエールを送った。
一方、デミはケシャがルークの弁護人によって嘘つき呼ばわりされたことに怒りを覚え「FreeKesha」というハッシュタグを掲げて「この一件はあなたをさらに強くするだけよ。あなたは勇気があって美しい女性だわ。祈っている」とツイート。テイラーの行動については「何かについて政府に訴えるとか、実際に発言してこそ、感心できるというものよ」と否定的だ。