【ニューデリー共同】インド北部ハリヤナ州で、伝統的身分制度「カースト」の多数派集団が起こした暴動で、22日までに地元住民少なくとも16人が死亡、150人以上が負傷した。地元メディアが伝えた。当局は治安部隊を動員して暴動を鎮圧しており、一部の道路封鎖は解除された。
インド自動車最大手のスズキ子会社マルチ・スズキが部品を搬入できず、20日から2工場を操業停止しており、再開のめどは立っていない。同州には日系企業が500近くの拠点を設置、操業に影響が出ている企業が複数ある。
暴動を起こしたのはハリヤナ州で多数派の「ジャット」と呼ばれるカーストの集団。