人気テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(以下、USJ)が沖縄に進出する計画が撤回を含めて再検討されていると報じられ、ネット上で話題となっている。
USJの運営会社ユー・エス・ジェイは、美ら海水族館がある海洋博公園内(沖縄県本部町)に新テーマパーク建設を計画。昨年7月には当時のCEOが沖縄県の翁長雄志知事と面会し協力を求めていた。しかし、昨年11月にアメリカの大手メディア「コムキャスト」がユー・エス・ジェイを買収。読売新聞などの報道によると、コムキャスト出身の新CEOであるジャン・ルイ・ボニエ氏が、新テーマパークの採算を疑問視しており、再検討となったとのことだ。
ネットユーザーはどうとらえているのだろうか。ツイッターでは、
「ふむ、残念だ。USJリゾート的なのを期待していたが」
と、残念がる声もあるが、実は再検討を歓迎するという意見も多い。たとえば、
「沖縄にUSJ撤回ほんとよかった。 自然豊かな場所に遊園地を作るセンスが分からん」
など、テーマパークなどではなく、自然こそが沖縄の魅力だとするをネットユーザーもいた。さらに、
「北中、沖縄南、沖縄北の高速出口が死ぬほど混んでる。とくに北中と沖縄南は地獄。なんの渋滞か知らんけど、こういう混雑を解消できないんだからUSJはこなくていいとおもった」
と、テーマパーク建設によって沖縄の交通網が麻痺してしまうことを懸念する意見も多かった。
沖縄県内の新テーマパークというと、普天間飛行場跡地に東京ディズニーリゾートの関連施設を誘致する計画があると報道されたこともある。USJは沖縄進出をいったん保留したようだが、これによって東京ディズニーリゾート誘致計画がどう影響を受けるのかも気になるところだ。
※当記事は2016年02月23日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。