大阪市で開かれる女子サッカーのリオ五輪アジア最終予選に出場するため、経由地の北京に到着した北朝鮮代表メンバーら=23日(共同)
共同通信社

 菅義偉官房長官は23日の記者会見で、大阪市で開かれる女子サッカーのリオデジャネイロ五輪アジア最終予選に出場を予定する北朝鮮代表について、独自制裁の「例外」として入国を認める方針を表明した。政府筋によると、北朝鮮側は25日までの入国を希望しており、同日までに許可される見通しだ。

 日本政府は核実験と事実上の弾道ミサイル発射を受け、北朝鮮籍保有者の入国を原則禁止した。

 菅氏は会見で「国際スポーツ界で国籍による差別は禁止という考え方が浸透している。こうしたことを勘案し、例外的に特別な事情が認められることとした」と説明した。