【ロンドン時事】英国のロンドン証券取引所は23日、フランクフルト証券取引所などを運営するドイツ取引所と、合併の可能性について詳細な協議を行っていると発表した。デリバティブ(金融派生商品)取引拡大などにより国際規模で取引所間の競争が激化する中、欧州の二つの主要取引所の合併が実現すれば、世界有数の取引所が誕生する。
発表によると、ロンドン証取とドイツ取引所は持ち株会社を設立。同社株式の54.4%をドイツ取引所株主に、45.6%をロンドン証取株主に割り当てる方向で検討している。