玩具破損で眼球破裂=使用中止呼び掛け―国民生活センター
国民生活センターは25日、子ども用玩具「光るびゅんびゅんマスター」の破片で男性が眼球破裂の重傷を負う事故があったとして、購入者に対し使用中止を呼び掛けた。
同センターによると、この玩具は大阪府東大阪市の業者が中国から輸入した。プラスチック製円盤(直径5.2センチ)に通したひもを左右に引っ張ると円盤が回転し、その遠心力でスイッチが入って発光ダイオード(LED)電球が点灯。風切り音も鳴る仕組みだった。
沖縄県在住の男性(33)が子どもに使い方を教えようと円盤を10回程度回したところ破損し、プラスチック片が右目を直撃。男性は手術を受けた。業者は合計19万6400個を販売していた。
同センターは「1個の単価が50円弱で、使用前でもひびが入ったものがあるなど材質が粗悪。破片が高速で飛散する恐れがあり、傷やひびが小さくても使用しないでほしい」としている。