2013年、東京都足立区の自宅で次男玲空斗ちゃん=当時(3)=をウサギ飼育用のケージに閉じ込めて死なせ、遺体を遺棄したとして、監禁致死と死体遺棄の罪に問われた皆川忍被告(31)と妻朋美被告(29)は25日、東京地裁(稗田雅洋裁判長)の裁判員裁判初公判で、いずれも監禁行為と死体遺棄罪を認めた。

 忍被告は「自分が口にタオルをくわえさせたが、死亡との因果関係は分からない」と説明。朋美被告は「夫がタオルで口をふさいだとは知らなかった」と述べ、監禁致死罪の成立は否定した。

 冒頭陳述で検察側は「食事などを除き、1日の大半はケージの中に入れていた」と指摘した。