耳掃除中にけがをした事故が昨年末までの約5年間で178件寄せられたとして、国民生活センターは3月3日の「耳の日」を前に、注意を呼び掛けた。耳かき棒や綿棒が奥まで入って鼓膜が破れた事故も3件あり、同センターは「耳の中の皮膚や鼓膜は傷つきやすく、大けがをすることがある」と警告している。

 けがの内訳は「刺し傷・切り傷」59件、「擦り傷・挫傷・打撲傷」45件など。6歳未満の子どもの事故が68件、7歳以上12歳未満は28件あった。

 事故の状況別では「奥を突いた、奥に入れ過ぎた」が約4割に当たる63件で最多。