FIFA(国際サッカー連盟)は26日、スイス・チューリッヒで会長選を行い、イタリアとスイスの二重国籍を持つジャンニ・インファンティーノ氏が新会長に選出された。
2015年5月29日に行われた前回の会長選では、ゼップ・ブラッター氏が5期目となる再選を果たした。しかし、直前に発覚したFIFA幹部の汚職問題などで多くの批判を浴びたため、同会長は4日後に「FIFAには大きな改革が必要だ」とし、辞意を表明。後任を決める選挙が実施されることになった。
選挙は、当初5名が立候補していたものの、投票直前に南アフリカのトーキョー・セックスウェール氏が辞退し、4名の候補者によって争われた。
2度に渡る投票の結果、インファンティーノ氏が207票中115票を集め、初当選を遂げた。同新会長はUEFA(欧州サッカー連盟)の事務局長を務めており、同連盟が就任を支持。W杯出場国を40カ国までに拡大し、新興国にサッカーを普及することを公約に掲げていた。