クリスチャン・スレーターが、実父トーマス・ナイト・スレーター(80歳)に、2000万ドル(約22億5800万円)の訴訟を起こされている。マイケル・ホーキンズという役者名で活動したトーマスは、自分自身が躁鬱病で苦しんでいることをクリスチャンが暴露したために、役者人生が崩壊してしまったと訴えているようだ。
トーマスが裁判所に提出した文書には、クリスチャンが故意にトーマスを中傷したことで、ショービジネス界のコミュニティで要注意人物にされたと記されている。さらにトーマスはクリスチャンだけでなく、元妻マリー・ジョー・スレーターも共に侮辱、名誉毀損、プライバシーの侵害、精神的苦痛をトーマスに与えたと言及した。また、クリスチャンがトーマスの躁鬱病を暴露したのは昨年7月で、その際トーマスがそのような状態であることを医学的に証明するようなものをクリスチャンは一切持っていなかったと記載されている。
問題の発言となっているのは、インタビュー誌に掲載されたラース・フォン・トリアー監督とクリスチャンの対談の中で、疎遠になっている父トーマスについてクリスチャンが語った内容にあった。
クリスチャンはトーマスがいつも共演者らとトラブルを抱えていたといい「彼は躁鬱病なんだよ」「いつもトラブルを抱えていたからね。素晴らしい俳優で、ずば抜けたカリスマ性があって、容姿もとてもよかったんだけど、監督や共演者たちと一緒に働くことが難しい時期を過ごしていたんだ」と語っていた。
トーマスは今年7月までに審理を行うことを要求しているという。