非軍事化、南シナ海全域で=中国の行動に反対続ける―米高官

 【ワシントン時事】米国家安全保障会議(NSC)のクリテンブリンク・アジア上級部長は26日、ワシントン市内で記者団の質問に答え、中国による南シナ海・西沙(英語名パラセル)諸島での戦闘機展開に「懸念」を表明し、南シナ海全域が非軍事化されることが望ましいと主張した。

 クリテンブリンク氏は、中国の習近平国家主席が昨年9月、南シナ海の南沙(同スプラトリー)諸島に関し「軍事化は意図していない」と発言したことに言及。「(発言が)南シナ海全域に適用されるのがよい」と述べ、域内の緊張を高める中国の行動に反対し続けると明言した。