大阪市北区の阪急梅田駅近くの繁華街で車が暴走し、11人が死傷した事故で、大阪府警は26日、死亡した運転者の会社経営大橋篤さん(51)の遺体を司法解剖した結果、死因は大動脈解離による心疾患と発表した。今後、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で捜査する。

 また、死亡した歩行者の身元について、大阪府寝屋川市萱島信和町の職業不詳園尾幸治さん(65)と判明したと明らかにした。

 府警によると、大橋さんは、血管が破れて体内で出血する大動脈解離を発症。心臓と心臓を覆う膜の間に血液がたまって圧迫され、心機能が低下する「心タンポナーデ」によって死亡したとされる。