野々村竜太郎被告
共同通信社

 神戸地裁は26日、政務活動費をだまし取ったとして詐欺などの罪に問われ、初公判後に勾留されていた元兵庫県議野々村竜太郎被告(49)の保釈決定を出した。地裁によると、野々村被告側が同日に保釈を請求。保釈保証金800万円は即日納付された。

 野々村被告は昨年11月に予定された初公判を欠席。地裁は今年1月、強制的に出廷させる「勾引」の手続きを取った。地裁は3月25日まで勾留することを決め、最高裁で確定した。

 起訴状によると、野々村被告は日帰り出張を繰り返したなどとうその収支報告書を県議会に提出し、2011~13年度の政活費約913万円をだまし取ったとしている。