新入社員の評価「朝挨拶なし」-54点 | ニコニコニュース

就業時間中のネットサーフィンについては、「論外」(33歳/-100点)などの厳しい意見もあるが、「自分もやってるので」(36歳/-0点)という声も少なくなかった写真:kou / PIXTA(ピクスタ)
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あと1カ月ほど経てば、ピカピカの新入社員が入社してくる。初々しい姿には活力をもらえるが、“なってないマナー”を目の当たりにすると、減点評価してしまうことも。とはいえ、笑って注意するレベルから見放すレベルまで、マナーの“NG度合い”は各行動でまちまちだし、職場によっても評価が異なるハズ。そこで、20~30代の男性会社員200人に「新人のマナー違反の評価」について調査を実施した(調査協力:アイリサーチ)。

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評価基準は、-0点:笑って許せる/-50点:その場で注意し、直らないようなら愛想をつかす/-100点:すぐに愛想をつかす・信頼をなくす、という減点。新人がやってしまいそうな7項目について聞いた。

〈新入社員のこの行動、どの程度のマイナス評価につながる?〉


【平均点】
・ミスしたときに謝らない -55.9点
・ミスしたときに言い訳が多い -55.5点
・朝、社内で挨拶をしない -54.1点
・会議の際に寝ている -52.3点
・就業時間中にPCでネットサーフィンをしている -38.5点
・就業時間中にPCでSNSをチェックしている -36.0点
・声が小さい -23.4点

どれも社会人にとってはNGとされる行為だが、なかでも-50点以下の4項目は「直らないようなら愛想をつかす」ラインを越えていることを意味し、人によっては一度でアウト! という場合もあるかも。特に「ミス」に関する対応の誤りは信用を失う可能性が高い。確かにこれらは論外というほかないだろう。

回答者に点数の理由も聞いたところ、酷評となった4項目に関しては以下のコメントが寄せられた。

■「ミスしたときに謝らない」に関する意見


「ミスを認めない人は成長がないと思う」(31歳/-100点)
「ミスのフォローに他人が回ってる状況で謝らないのはおかしい」(31歳/-80点)
「間違いだと気が付いていないかもしれないから」(38歳/-50点)
「次につながればいいのでは」(31歳/-0点)

■「ミスしたときに言い訳が多い」に関する意見


「ミスを認めないのはプライド高い人なのでそういう人には接したくもないから」(25歳/-100点)
「どうしようもない性格だと思う。言う気にならない」(28歳/-80点)
「何が問題なのか明らかにする必要がある中、それを怠るのは良くない。一度注意して指導したい」(35歳/-50点)
「言い訳もコミュニケーションのうち」(35歳/-0点)

■「朝、社内で挨拶をしない」に関する意見


「基本ができないやつは嫌い」(32歳/-100点)
「何か悪いことした!?と朝から嫌な気分になるから」(25歳/-80点)
「挨拶は必須だが、実力者ならばと思った」(30歳/-50点)
「まあ、しょうがないかという感じ」(31歳/-0点)

■「会議の際に寝ている」に関する意見


「会社になぜ来ているのか問いたい」(26歳/-100点)
「マナーがなっていないが、年配の人も寝ているから」(30歳/-80点)
「良くないが生理現象なので仕方ないし、眠くなる会議をする方も悪い」(29歳/-50点)
「生産性が低い会議だから仕方ない」(34歳/-0点)

それぞれ「-0点」も存在するが、この人たちはかなり少数派。ほとんどは厳しく評価されており、“人としてNG”と位置付ける人もいる。

なお、7項目で最も点数が高かった(マイナス評価につながらない)「声が小さい」については、

「もともと声が小さい人もいるため」(30歳/0点)


「自分もそうなので笑って許せる」(36歳/0点)
「個性。聞こえなければもう一度聞く」(36歳/0点)

と仕方ないと考える人も多く、「声の大きさで判断するような人が-50点」(35歳/-0点)との評まで。ただ、一部には、

「いらいらする」(35歳/-100点)


「伝えるときには人に聞こえる声で伝えるのは、人としての基本」(29歳/-90点)

なんて厳しめの人も…。

NG行為の評価の度合いに迫った今回の調査。厳しいコメントが多数寄せられはしたものの、これらを行う新人がいなければ、頭にくることもない。こんなことを繰り返す新入社員が自社に来ないことを祈るばかりだが…。


(千川 武)

※当記事は2016年02月24日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。