プレミアリーグ第27節が27日に行われ、日本代表FW岡崎慎司の所属するレスターとノリッジが対戦した。
先週はFAカップが開催されたため、2週間ぶりのリーグ戦となった。レスターは、14日の前節アーセナル戦で1-2の敗戦。今シーズン3敗目を喫し、2位トッテナムと3位アーセナルとの勝ち点差は「2」となった。今節は、6試合勝利から遠ざかる17位ノリッジをホームに迎えての一戦。2連敗は避けたい今試合で、岡崎が7試合連続でスタメン入りを果たした。その他、ジェイミー・ヴァーディ、リヤド・マフレズ、エンゴロ・カンテらが先発出場。前節、退場処分となったダニー・シンプソンの代わりに、ダニエル・アマーティが右サイドバックに入った。
試合は開始13分、レスターがチャンスを迎える。敵陣中央でパスを受けた岡崎が右サイドにスルーパス。反応したヴァーディが、ペナルティエリア右に抜け出し、相手DFをかわして中央に折り返す。ニアサイドに飛び出した岡崎が、そのボールを右足ヒールで流すが、シュートは相手DFのブロックに阻まれた。22分には、エリア手前中央でセカンドボールに反応した岡崎が、相手DFを背負いつつ、絶妙なトラップから横パス。マーク・オルブライトンがダイレクトで右足を振り抜くが、シュートはクロスバー上に外れた。
一方のノリッジは38分、右CKでロビー・ブレイディからのボールに、ニアサイドへ飛び出したキャメロン・ジェロームが頭で合わせるが、シュートはわずかに枠の左に逸れた。43分には、ジェロームからの股抜きパスを受けたネイサン・レドモンドが、エリア内右で右足シュートを放つが、GKカスパー・シュマイケルに弾き出された。
自陣に引いてブロックを形成するノリッジに対して、レスターはボールを支配して攻勢に出る。だが、得意のカウンターの形は作れずゴールが遠く、前半はスコアレスで終了した。
後半に入って58分、エリア手前ゴール正面でFKを獲得したレスターは、ボールをずらした後に、ヴァーディが右足を振り抜くが、シュートは相手GKジョン・ラディにキャッチされた。59分、マフレズが持ち上がって前線にスルーパスを出すが、ヴァーディには合わず相手ボールにとなる。だが、岡崎は最後までボールを追い、高い位置でスローインを獲得。このプレーにはホームの観衆も拍手で称えた。
レスターは69分、岡崎とカンテを下げて、ジェフ・シュルップとアンディ・キングをピッチに送り出す。77分、シュルップの左サイドからのクロスに、ニアサイドでヴァーディが頭で合わせるが、枠を捉えられなかった。先制を狙うレスターは78分、アマーティを下げてレオナルド・ウジョアを投入。ノリッジは84分、レドモンドがエリア手前左から右足で強烈なミドルシュートを放つが、わずかに枠の右に外れた。
このまま終了かと思われた89分、クラウディオ・ラニエリ監督の采配が的中し、レスターが先制に成功する。右サイドのオルブライトンがグラウンダーの鋭い折り返しを供給。中央のヴァーディには合わず、ボールはファーサイドに流れると、フリーのウジョアが左足で合わせて、ゴールネットを揺らした。
試合はこのままレスターが1-0で勝利。2試合ぶりの白星で首位をキープした。先発出場した岡崎は69分で途中交代となった。一方のノリッジは7試合白星から遠ざかる結果となった。
レスターは次節、1日にホームでウェスト・ブロムウィッチと対戦。ノリッジも同日にチェルシーをホームに迎える。
【スコア】
【得点者】