リスクモンスターは2月26日、第2回「仕事・会社に対する満足度」の調査結果を発表した。同調査は、全国の20歳から49歳までの男女600人を対象に行ったもの。同社は毎年2月に、「仕事・会社に対する満足度」の調査結果を発表している。
仕事・会社に対する勤続意欲」は、前回同様、「今後も勤め続けたい」が(63.7%)が「勤め続けたくない」(36.3%)を大きく上回る結果となった。
「今後も勤め続けたい」理由では、上から「職場環境がいいから」(回答率 47.4%)、「安定した会社だから」(40.3%)、「やりがいのある仕事だから」(同 32.2%)という結果となった。
この上位3つは、年収別のいずれの層でも高い回答率となっているが、「300万円未満」においては、「残業が少ないから」(32.0%)、「女性が働きやすい職場だから」(21.3%)とライフスタイルに合っていることを理由に挙げているのに対し、「800 万円以上」においては、「給料が高いから」(46.7%)、「福利厚生が充実しているから」(30.0%)と待遇の優位性を理由に挙げていることが特徴的だという。
自身の勤務先が「ブラック企業と思うか」を聞いたところ、「ホワイト企業だと思う」の回答率が75.5%だったのに対し、「ブラック企業だと思う」の回答率は24.5%となり、およそ4人に1人が自身の勤務する企業がブラック企業と感じているということが明らかになった。男女別、年代別、未既婚別の いずれにおいても約4分の1がブラック企業と回答している。
ブラック企業意識の有無と勤続意欲の関連性については、「勤務先がブラック企業だが、今後も勤めたい」が33.3%と、3人に1人が自身の勤め先をブラック企業と認識しながらも勤め続ける意思を示している。家庭を支えなければいけない40代や既婚者では、その比率が4割程度に高まっており、生活の安定や家族を守るために過酷な労働を享受するサラリーマンの姿を想像させる結果となったとしている。