ドルト、降格圏ホッフェンハイムに苦戦も逆転勝利…香川は前半のみで交代 | ニコニコニュース

逆転ゴールを決めたアドリアン・ラモス [写真]=Bongarts/Getty Images
サッカーキング

 ブンデスリーガ第23節が28日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントとホッフェンハイムが対戦した。

 首位バイエルンを勝ち点差8で追うドルトムントは優勝を争ううえで負けられない戦いが続く。3連勝がかかる今節は、25日に行われたヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグのポルト戦から3名を変更。DFマッツ・フンメルスがメンバー外となり、ネヴェン・スボティッチが先発起用された。香川は公式戦2試合連続でスタメンに名を連ねている。対するホッフェンハイムは17位と降格圏に沈んでいるが、前節は日本代表FW武藤嘉紀が所属するマインツに3-2で勝利。連勝を目指して敵地に乗り込む。

 試合序盤はドルトムントがボールをキープするものの、なかなか攻撃の糸口が掴めない。すると反対に、ホッフェンハイムがワンチャンスをものにする。25分、ケヴィン・フォラントがミドルレンジから強烈なミドルシュートを放つと、GKが弾いたボールをセバスティアン・ルディが右足で押し込み、先制点を奪った。

 ホッフェンハイムは直後の29分にも決定機を迎える。ハーフウェイライン付近で相手ボールをカットしてカウンターを仕掛けると、マルク・ウートがエリア内右にスルーパス。これを受けたフォラントがDFをかわして左足で狙ったが、ここはGKに阻まれ追加点とはならない。

 ドルトムントは43分、エリア手前左でヘンリク・ムヒタリアンが倒されてFKを得ると、マルコ・ロイスが右足で直接狙う。シュートは枠の左隅を捉えたが、GKオリヴァー・バウマンが好セーブで凌いだ。試合はこのままアウェーのホッフェンハイムが1点をリードして前半を折り返す。

 ビハインドを背負ってハーフタイムを迎えたドルトムントは、香川に代えてイルカイ・ギュンドアンを投入。すると後半立ち上がりの48分、エリア手前でボールを持ったギュンドアンがドリブルでDFをかわして左足シュート。これは惜しくも左ポストを叩き、こぼれ球に反応したロイスのシュートも枠を捉えることができなかった。

 58分、自陣でボールを奪ったドルトムントはピエール・エメリク・オーバメヤンがハーフウェイライン付近からドリブルで持ち運ぶと、後方からルディがスライディングタックルを見舞い、主審はレッドカードを提示。先制点をマークしたルディが退場処分となってしまう。

 数的優位に立ったドルトムントは62分、右CKのこぼれ球をウカシュ・ピシュチェクがゴール正面の位置から右足で狙ったがシュートはわずかに枠の左へ逸れた。1点が遠いドルトムントは74分、ユリアン・ヴァイグルとヌリ・シャヒンを下げて、モリッツ・ライトナーとアドリアン・ラモスを投入する。

 すると80分、左からのCKをムヒタリアンが素早くリスタートし、エリア手前のギュンドアンへパス。エリア内に走り込んでギュンドアンからのリターンパスを受けたムヒタリアンが左足のシュートをゴール右に流し込んで試合を振り出しに戻した。勢いづいたドルトムントはさらに85分、ギュンドアンが右サイドのピシュチェクにスルーパスを通すと、ゴールライン際から右足でクロス。これをゴール前のラモスがヘディングで叩き込み、逆転に成功した。

 後半アディショナルタイム2分にはカウンターからオーバメヤンが加点し、試合は3-1で終了。ドルトムントが苦戦を強いられながらも3連勝を達成した。

 次節、ドルトムントは3月2日に敵地でダルムシュタットと、ホッフェンハイムは同日にホームでアウクスブルクと対戦する。

【スコア】


ドルトムント 3-1 ホッフェンハイム

【得点者】


0-1 25分 セバスティアン・ルディ(ホッフェンハイム)
1-1 80分 ヘンリク・ムヒタリアン(ドルトムント)
2-1 85分 アドリアン・ラモス(ドルトムント)
3-1 90+2分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)