話題を集めている、山口智子さんの「親になりたくない」発言。子どもの頃に満たされなかった思いは、大人になってからでも満たすことができるんです。
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■山口智子さんに共感する声が多数
山口智子さんの“親というものになりたくないと思って育った”発言。「子どものいる人生とは違う人生を歩みたかった」と、子どもをつくらなかったことを公にしたことで、多くの反響を集めています。
「いろんな選択肢があっていいと思う」「子どもを欲しいと思ったことは私も一度もない。そういう人を変に扱わないでほしい」など、肯定的な意見が目立っています。
女性は子どもを産めるのなら産んで当然というような昨今の風潮に、まさに一石を投じる内容のインタビューでした。■人生の選択には子どもの頃の家庭環境が大きく関わる
山口さんの意見がこれだけ受け入れられている理由の一つは、しっかりとした人生観に裏づけされた発言だから。人生において大事なのは、「自分のスタイルを見つけることであり人を真似する必要はない」ということや、「結婚にも人それぞれの形がある」ことを明言したことからも、大人の女性として自らの選択に自信を持っている姿に共感が集まっているのでしょう。
こうした発言の背景には、山口さんと夫の唐沢寿明さんの家庭環境がともに複雑だったという事実も。親からの愛をじゅうぶんに感じ取れず育ってきた子どもが「親になりたくない」と思うことは自然なことなのかもしれないと、理解を示す反応が続々。安易に断定できないものの、幼少の体験は少なからずその後の人生に大きく影響するのです。■子どもの頃に得られなかった愛を伴侶に感じている?
山口さんはとある雑誌のインタビューで「今でも唐沢さんと手をつないで寝ています」と言っています。何十年も夫婦ラブラブの関係でいられるなんて素敵なことですが、2人の間にあるものは恋愛感情だけではないようです。子どもにとって親とは、どんな自分をも受け入れ、無条件の愛を注いでくれる存在。家庭環境が複雑だったという2人の場合、幼少期に受け取れなかった無条件の愛をお互いに感じているのでしょう。山口さんは唐沢さんに理想の父親像を投影し、唐沢さんとつなぐ手に子どもの頃にほしかった親の温もりを感じているのかもしれません。女性と子どもを取り囲むさまざまな考え方・価値観にとらわれず、心からほしかったものを手に入れた山口さんはとても誇らしげでもあります。
山口さんと唐沢さんとの夫婦関係が、血縁関係以上に濃くなったことを感じさせる今回のインタビュー。「子どもを産んでも産まなくても幸せであることが大事」。山口さんが語ったストレートな言葉は多くの女性たちに勇気を与えてくれたはず。
(mamagirl)