自民党員98万人に3年連続増加 獲得運動も目標下回る
自民党の2015年末の党員数は98万人台で3年連続の増加になったことが1日、分かった。所属議員に罰金付きでノルマを課すなど厳しい「党員獲得運動」を繰り広げてきたが、目標に掲げた120万人は達成できなかった。党執行部は夏の参院選や次期衆院選を見据え、獲得運動を今後も継続する方針。複数の党幹部が明らかにした。
自民党は党員の減少傾向に歯止めをかけ、長期政権の基盤づくりを進めようと14年1月に獲得運動を開始した。具体的には15年末までの2年間で、所属議員に千人~5千人の獲得ノルマを与えた。未達成の場合、不足人数1人当たり2千円の罰金を徴収する方針も打ち出した。