ミュージックビデオの総再生回数は24億回を誇り、前作「1000 フォームズ・オブ・フィアー」は全米アルバム・チャート初登場1位を記録、さらに同作からのシングル「シャンデリア」が世界各地で社会現象を巻き起こし、第57回グラミー賞で主要2部門含む4部門にノミネートされるなど、今、最もポップス界で注目を浴びているオーストラリア出身のシンガー・ソングライター、シーア。2月3日には約1年半ぶりの新作「ディス・イズ・アクティング」をリリースし、全米チャート4位、全英チャート3位を含めた主要9か国のチャートでトップ10入りを果たすなど、世界中を席巻しているが、アデルとの共作曲である本作からのリード・シングル「アライヴ」の日本版ミュージック・ビデオが完成した。現在予告編映像が公開中(https://www.youtube.com/watch?v=LMdt_MD0gpY)で、本編映像は3月6日深夜に公開予定だ。
日本版ミュージック・ビデオには、今、最も話題の女優・土屋太鳳が出演。3歳より日本舞踊やバレエなどを習い、現在在学中の日本女子体育大学でも舞踊学を専攻している彼女が、持ち前の豊かな表現力に溢れたコンテンポラリー・ダンスを披露するという、“ダンサー”としての土屋太鳳の新たな一面が見られる映像に仕上がっている。シーアのミュージック・ビデオは、11歳少女ダンサー=マディー・ジーグラー(「シャンデリア」)や、日本人天才空手少女=高野万優(「アライヴ」オリジナル・ミュージック・ビデオ)など、毎度自身のトレードマークであるボブのウィッグを着用したシーアの“分身”のようなパフォーマー/演者がフィーチャーされていることで知られているが、日本版ミュージック・ビデオでも土屋がシーアの“分身”的存在となり、ダンスを披露。繊細でありながら、時には狂気を帯びたような表情と、圧倒的な身体能力で、楽曲のダイナミズムを見事に表現している。
振付は、ストリートダンスやバレエ、コンテンポラリーなど、多岐にわたる分野で世界的に活躍する辻本知彦が担当し、ジャンルに囚われない独自のコリオグラフィーで「アライヴ」の歌詞の世界観を創り上げた。土屋自身も創作に参加し、自身が得意とする“太鳳ジャンプ”などのダイナミックな動きも取り入れている。
今回初の洋楽ミュージック・ビデオ出演を果たし、さらにコンテンポラリー・ダンサーとしての才能を初披露した土屋太鳳。以前よりシーアのミュージック・ビデオに興味があり、超多忙なスケジュールの合間をぬってでも出演したいという思いから、約3週間の稽古を重ねての待望の完成となった。
土屋と、振付を担当した辻本のコメントは次の通り。
◎土屋太鳳 コメント
シーアさんを知ったのは「シャンデリア」がきっかけで、歌声と映像に衝撃を受けました。動物の鳴き声のようにも聞こえて、暴力的な命の叫び声なんだけれども、凄くさみしくて悲しい、それが魅力的な歌声……私自身も迷いのある時期に、シーアさんの歌声と映像に出会って、「このままではだめだ!」と強く感じました。「アライヴ」を初めて聴いた印象は、“野生”。「私は何があっても生きていくんだ」という、想像するよりも、凄いパワーだと思いました。
身体全体で表現をすることに対するブランクがあったので、稽古では悔しく思うこともありましたが、本当に幸せな時間でした。心のやりとりをした先生方、そして稽古のサポートをしてくれた大学の友人2人に、本当に感謝しています。
◎辻本知彦 コメント
なんだろう。シーアの音楽の世界に入った、彼女の踊りを見て鳥肌が立つ。