マンガ情報を伝えるブログ「マンガラボ」が、「歴代少年マンガで最も面白い漫画は何か?」というブログ記事を2月26日に掲載。その算出方法にマンガファンたちは唸り、マンガ談議が弾んでいる。
「どのマンガが一番面白いか(≒好きか)」という議論は、マンガファンが出会えば一度は交わされるものだろう。しかし、ひとくちにマンガといっても、ジャンル、購読者層、掲載誌、時代など、様々な要因があるため、それらを比べるのはほぼ不可能。それでも、あえて比べたくなるのがファン心理というものだろう。
「マンガラボ」は、少年漫画部門だけとはいえ、“面白さ”をわかりやすい基準で表し、比べてみせた。まず、「発行部数」の累計ランキング(「A」)を提示し、それを「巻数」で割って1巻あたりの発行部数を算出(「B」)。さらに、
「連載の期間辺りに売り上げた1巻辺りの部数は、長く親しまれているもしくはコンテンツとして優秀なのでリメイク等されている、ということで面白さのバロメータの1つになるのでは」(原文ママ)
という理由から、「B」を連載期間で割って、数値を算出(「C」。こちらは同一部数であれば、連載期間が短い方が、順位が上がる仕組み)。「A」と「B」と「C」のランキングを総合したところ、手塚治虫の『ブラック・ジャック』が1位に輝いた。
また、2位『北斗の拳』、3位『ドラゴンボール』と続き、この結果には“うるさがた”のマンガファンも納得したようだ。ツイッターには、
「確かに納得のランキング!」
と、ランキングを評価する声が寄せられており、話題は計算の過程で上位に挙がったマンガにも波及。
「ゴルゴ13って半端ないのね!」
など、マンガ談議も発生した。しかし巨匠・手塚の名作が1位に、という結果には、誰も文句はつけられなかったようだ。
※当記事は2016年03月01日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。