iPhoneやAndroidスマートフォンのアプリケーション。使う人がたくさんお金を払っているのはどれだろう。アプリに関する調査会社App Annieが2015年における世界の状況をまとめた。相変わらず「モンスターストライク(モンスト)」など日本のゲームは好調だ。
App Annieが公開したのは、アプリを出している企業のうち特に高い収益を上げているところはどこか、というランキングだ。52位まで番付にしているが、上位はゲーム関係が目立つ。
まずトップは「クラッシュオブクラン(クラクラ)」などを出しているSupercell。フィンランドの企業だが、日本のソフトバンクグループが出資している。
2位は「キャンディークラッシュ(キャンクラ)」などを出している英国のKing Digtal Entertainment。
3位はモンストを手掛けるmixiで、前年の8位から急上昇している。4位には「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」のガンホー・オンライン・エンターテイメント、5位にはLINEと続く。
App Annieによる2015年のランキングに入った企業にはなじみの顔が多く、各社のアプリは長寿化しているという。また日本を含むアジア勢が過半数を占め、多くの人に対しゲームなどにたくさんお金を使わせている状況だ。
一方、2015年に新たにランキング入りした企業をみると、ゲーム以外では音楽アプリのSpotify、Pandora、出会い系アプリのInterActiveCorpなどが目を引くそう。アプリ内課金とサブスクリプションによる収益化に成功しているとか。
このランキングは2015年1月1日―12月31日の期間、App StoreやGoogle Playでの収益を合計して算出している。アプリ内広告やアプリストア外のサブスクリプションによる収益は含まれていないという。