千葉県の夷隅郡市消防本部は1日、大原消防署の男性隊員が2015年12月、全焼したいすみ市の民家から石製のテーブルの天板を無断で自宅に持ち帰っていたと発表した。消防本部に「何かに使えそうだと思った」と話しているという。

 消防本部は「厳正に対処する」と処分を検討。1日、県警いすみ署に届け出た。同署は窃盗容疑で調べている。

 消防本部によると、昨年10月にいすみ市大原の2階建て民家が全焼。外壁などのトタンが剥がれそうだったため同12月11日、他の隊員らと補修作業を実施。

 男性隊員は、勤務中に2階にあった直径約90センチ、厚さ数センチのテーブルの天板を持ち出した。