ライトノベルというジャンルも一般的になりましたね。でも、まだラノベ作品を読んだことがないなんて人もいらっしゃるのではないでしょうか。ラノベの面白さを知らない人は損をしていますよ! 今回は、そんな損をしてる人たちのために「コレを読んでおけばハズレなし!」というラノベ作品をピックアップしてご紹介します。
●『ソードアート・オンライン』川原礫/イラスト:abec
架空現実を体験できるゲーム世界を舞台に波瀾(はらん)万丈の冒険が描かれます。その冒険と登場人物たちの恋愛模様にわくわくさせられる作品です。また、どのゲームを舞台にするかで冒険の内容が変化するのもこの作品の魅力の一つです。第1部に当たる「アインクラッド」編では剣と魔法の世界、第2部の「フェアリィ・ダンス」編では空を飛べる「妖精の世界」といった具合。読み始めると止まらなくなりますよ。
●『デュラララ!!』成田良悟/イラスト:ヤスダスズヒト
東京・池袋を舞台に都市伝説「首なしライダー」をめぐる物語です。上京したての高校生・竜ヶ峰帝人を中心として、濃い登場人物が多数登場します。例えば、折原臨也は、女子高生を誘拐させてその女子高生がどんな反応をするか観察するのが趣味という変な人間です。物語内では、高校生に裏社会の人間などなど多彩な人間が入り乱れ、読者を魅了するのです。何回読んでも飽きない作品です。
●『涼宮ハルヒシリーズ』谷川流/イラスト:いとうのいぢ
『涼宮ハルヒの○○』という一連のシリーズがあり、『涼宮ハルヒの憂鬱』が第1作です。涼宮ハルヒというちょっと変わった女子高生が設立した「SOS団」というクラブを中心に、その周囲に巻き起こる事件を描きます。SF?と思うような非日常的な出来事も起こりますが、作品世界で暮らすキャラクターたちが生き生きと楽しそうなのです。彼らの高校生活をうらやましく思ってしまう魅力に満ちています。
●『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』渡航/イラスト:ぽんかん8
比企谷八幡は目が腐った高校2年生(笑)。それ以外はハイスペックなのですが、交通事故によって高校に通えなかった時期があり、友達がいません。また友達をつくる気もないというひねた性格です。この八幡が教師に「奉仕部」に入れられてしまいます。その奉仕部で校内一の才色兼備の雪ノ下雪乃に出会います……。八幡のキャラ設定が秀逸で、とにかく面白いラブコメディー作品です。
●『とある魔術の禁書目録』鎌池和馬/イラスト:灰村キヨタカ
超能力が科学的に研究されている「学園都市」が舞台です。この街では、高校でも超能力開発がそのカリキュラムに取り入れられています。高校1年生の上条当麻は、ある日インデックスというシスターがベランダに引っ掛かっていたのを見つけます……。この超能力と魔術の交錯する世界で、多彩な能力者が登場し、それにまつわるいろんな事件が起こるのです。アクションも満載で読者を魅了する作品です。
●『図書館戦争』有川浩/イラスト:徒花スクモ
2019年(正化31年)の別の日本が舞台です。この日本では、メディア良化委員会による検閲、メディア良化隊による創作物の弾圧が行われています。これに対抗するため、図書館の自由法を根拠に「図書隊」が組織されているのです。この両者の戦いを軸にした作品です。設定はSFですが、この中にラブコメ要素が入り、胸がキュンとするような展開があるのです。「第39回星雲賞日本長編作品部門受賞」からも分かるとおり、面白さは折り紙付き。
●『物語シリーズ』西尾維新/イラスト:VOFAN
『化物語』に始まる『○物語』というタイトルのシリーズ作になっています。阿良々木暦を中心に、暦が出会う少女たちの周りに起こる「怪異」に関する物語です。いつの時代でも不思議な「怪異譚」は人を引き付けるものですが、そこにラブコメ、アクションやコメディー要素がうまく配され、読者を飽きさせない面白いストーリーとなっています。西尾先生の独特の文章も魅力の一つです。
7選してみましたが、他にも面白いライトノベル作品はたくさんあります。食わず嫌いをしている人はぜひ一度手に取ってみてください。きっとその面白さに驚きハマってしまうでしょう。あなたは、これを読んでおけばハズレなし!というラノベといえば、どんな作品を挙げますか?
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(高橋モータース@dcp)