“ひとり芸日本一”を決める『R-1ぐらんぷり2016』が3月6日に開催される(関西テレビ・フジテレビ系 後7:00)。2年連続の決勝進出を決めたピン芸人・とにかく明るい安村(33)、厚切りジェイソン(29)は、昨年大会を機に一躍ブレイク。お茶の間に浸透したおなじみのネタはアドバンテージにも思えるが、今年はあえて得意の武器を捨て“2発目”を打ち上げると誓った。
安村は、代名詞の裸ネタを封印し、予選から一貫して服を着てネタを披露。会場からは裸ネタを観られず残念がる雰囲気もあったというが「テレビだと服を着たネタを長い時間やることがないので『R-1』で勝負がしたい。期待して観てほしい」と自信満々。「裸では長くやっていけないと思う。体調的な面でも。求められてるうちはありがたいけど、自分から新しい一面を発信していきたい」と、イメージ刷新のためにも新ネタにかける思いは強い。
同じくホワイトボードを使い、日本語の矛盾を叫びながらつつく芸風で、芸歴1年未満ながら人気芸人となったジェイソン。芸人としての経験値も「この一年間で舞台の数も多く経験した。表現力や時間の使い方も学んだ」と確かな成長を感じている。
本番当日は、安村同様に新ネタで勝負すると明かし「今年は何も使わない。決勝の最初のネタは、ただただ漫談をする。何よりもチャンピオンになりたい」と気合十分。昨年、ダークホースとして大会をかき回した二人が今年、新たな旋風を巻き起こすのか、期待したい。
決勝は、Aブロックのトップバッターにエハラマサヒロ(33)、小島よしお(35)、シャンプーハットこいで(40)、Bブロックにハリウッドザコシショウ(42)、おいでやす小田(37)、横澤夏子(25)、Cブロックにジェイソン、ゆりやんレトリィバァ(25)、安村に決定。そのほか当日生放送で発表される「復活ステージ」通過者3名が加わった12名による変則トーナメント方式。持ち時間3分で行われ、4人ずつが3ブロックに分かれて各ブロックの勝者を選出。勝ち上がった3人で賞金500万円を賭けた最終決戦を行う。
司会は13年連続で雨上がり決死隊と加藤綾子アナウンサー。審査員は関根勤、間寛平、清水ミチコらが務める。優勝者は副賞として全国ネットで冠番組を後日放送する。