国の就学支援金を不正受給した疑いが持たれている三重県伊賀市のウィッツ青山学園高校が、通信制の生徒を大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)に連れていき、土産物などのお釣りの計算をしたことで数学を履修したとみなしていたことが1日、伊賀市への取材で分かった。

 伊賀市は既に、新入生の一時募集停止を高校に要請。文部科学省も2日、高校を監督する市に改善を求める通知を出す予定。

 伊賀市によると、青山学園高の通信制の生徒は全国にある学習支援施設に通い、年2回程度、伊賀市の本校で直接教員の授業を受けることになっている。