野球賭博によりNPBから無期失格処分を受けた巨人の3選手のうち、笠原将生氏(25)に続き、松本竜也氏(22)も週刊文春の取材に応じた。
松本氏は自らが野球賭博に賭けた総額を「600万円ぐらい」と語り、寮におけるトランプや麻雀などの賭け事の詳細も明かした。
さらには「ノック練習」まで賭けの対象だったと打ち明ける。
「“ファンゴ”というノックがあるんです。それぞれのポジションが1か所に集まって順番にノックを受けるんですが、このノックの時に賭けたりとかはありました。エラーしたら、同じ組の人に1万円ずつ渡すんですよ。
賭けるときには“ヘビ”っていう名称になるんですが、練習がファンゴになると、『じゃあ、今日は“ヘビ万”いきますか』っていう感じで始まります。“ヘビ万”はレートが1万円ということです。レートが千円なら“ヘビ千”。ジュースを賭ける時は“へビジュー”って呼んでました」(松本氏)
松本氏もこの賭けに参加しており、一回あたり最高で「十数万円負けたことがある」(同前)という。
読売巨人軍広報部にこの“賭けノック”について聞くと、書面で次のように回答した。
「野球賭博問題に関する球団及びNPBの調査を通じ、ノック練習に関し選手間で金品のやり取りが行われていることを把握しました。この行為は選手が技術向上を目指し、厳しい練習のモチベーションを維持するため、かなり以前から自然発生的に行われていたもので、賭博行為とは性質が異なるものと考えましたが、誤解を呼ぶ恐れもあるので、野球賭博問題を機に一切禁じています」
巨人における“ギャンブル汚染”の闇は、想像以上に深そうだ。
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「週刊文春デジタル」で3月3日午前5時より全文公開します。
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文/「週刊文春」編集部