日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターのクラウディオ・ラニエリ監督が、イタリア代表の監督候補に名を連ねていることが明らかになった。4日付のイギリス紙『エクスプレス』が報じている。
現在イタリア代表を率いているアントニオ・コンテ監督は、ユーロ2016終了後までの契約となっている。同監督は、チェルシーの次期指揮官候補に名前が挙げられており、代表監督続投の可能性は低いと見られている。
イタリアサッカー連盟(FIGC)は、この状況を受けて後任人事に着手。その最終候補者リストに同国出身であるラニエリ監督の名前が挙がっているという。同監督は今シーズン好調をキープするレスターを率いており、資金力でビッグクラブと大きな差がありながらも、現在プレミアリーグに首位に立つチームをマネジメントしている。
同連盟はラニエリ監督の手腕に加え、フィオレンティーナやユヴェントス、ローマなどを指揮した豊富な経験も評価している模様で、コンテ監督の後を引き継がせたいと考えているようだ。
しかしラニエリ監督は、代表チームを率いた経験は一度しかない。2014年に行われたブラジル・ワールドカップ終了後に、ギリシャ代表を指揮したが、1分け3敗と成績が振るわず解任となった。
ラニエリ監督はレスターにリーグタイトルをもたらすことができるのか。また、その先の動向はどうなるのか。大きな注目が集まっている。