腐食し折れた照明柱=2月11日(大阪府池田市提供)
共同通信社

 大阪府池田市の市営公園で2月、照明柱が腐食して倒れ、小学4年の女児が両手を挟まれ骨折する事故があり、市の調査の結果、腐食が進んだ原因は、犬の尿が何度もかけられたためだった可能性があることが4日、分かった。

 市によると、柱は1996年に設置。高さ約4・5メートル、直径約14センチの鉄製で、地中の柱部分が折れ、腐食していた。

 市の依頼で民間研究機関が柱の根元付近の土壌を分析すると、排せつ物のアンモニアに含まれる物質が、柱から約2メートル離れた地点の土壌よりも約9倍高い濃度だった。

 市は市内の公園施設について、腐食を防ぐために再塗装することを検討している。