「鋼鉄ジーグ」や「大空魔竜ガイキング」など永井豪/ダイナミックプロ関連のフィギュアを数多く手がけてきたEVOLUTION・TOY「ダイナマイトアクション」シリーズに、「ゲッターロボ」からゲッター1が登場する。
永井豪と石川賢のゴールデンコンビが原作を手掛けた「ゲッターロボ」は、1974年に産声を上げた合体ロボットアニメの先駆け的存在。TVアニメと漫画連載がほぼ同時にスタートするという、メディアミックス戦略が採用された作品だ。 タイトルにもなっているゲッターロボは3機のゲットマシンが合体した姿で、マシンの組合せによって3つの形態に変化。その第一形態が、主人公・流竜馬がパイロットを務める空陸戦に特化した機体「ゲッター1」である。
現在、アニメに登場する変形メカ~ロボットは、立体化を前提にデザインされるのが一般的だ。しかしゲッターロボは、謎の放射線「ゲッター線」によりパーツが伸び縮みして変形するという設定のため、作品に忠実なミニチュア化が難しいことで知られている。
今回紹介する「ダイナマイトアクション」のゲッター1は、豊富な差し替えパーツでアニメの変形過程を細かく切り取って再現するという、逆転の発想で作られたフィギュアだ。ゲッター1各部の関節には「ダイナマイトアクション」シリーズの特徴であるマグネジョイントが装備されており、分離したパーツに付属パーツを組み合わせることで、3機のゲットマシンを再現することも可能となっている。 通好みの懐かし系ロボットフィギュアを多数手がけてきたメーカーらしく、隙のないプロポーションも印象的なゲッター1。まさに遊んで良し、飾って良しの名作フィギュアと言えるだろう。発売は2016年5月予定となっている。
(C) ダイナミック企画・東映アニメーション