理系か文系か……進路選択でどちらに進むかはちょっとした人生の分岐点となります。高校を卒業し、それぞれの進路を歩んだ今。果たして理系と文系には、どんな違いが生まれているのでしょうか? 今回は、「文系より理系のほうがすごいと思うこと」という観点から大学生に聞いてみました。
■文系より理系のほうがすごい!と思うことを教えてください。
●数字に強い
・計算が早いこと(20歳以下/大学2年生/女性)
難しい数式は社会に出たら使わないからやらない、というのは文系的思考。普段数字と向き合っている分、文系よりも圧倒的に計算が早いですよね。
●日常生活に役立つ
・コンピューターに強くなる(21歳/大学3年生/男性)
・実生活で役に立つ知識をもっている(20歳以下/大学1年生/女性)
・医療、工業、通信など人の生活に重要な学問が多い(20歳以下/大学1年生/女性)
・機械化が進む現代ではその操作に関する知識が多い方が有利なので理系はいいと思う!(20歳以下/大学1年生/女性)
実学として数学を捉えている意見も多く見受けられました。数字に強くて困ることはなさそうですよね。
●思考力が身に付く
・論理的思考能力が習得できる(21歳/大学4年生/女性)
・物事を多面的に考えられる(22歳/大学4年生/男性)
・物事を論理的に根拠を持って考えられる(23歳/大学4年生/男性)
・物事を数値で判断する(21歳/大学4年生/男性)
物事を順序立てて考えたり、俯瞰的な視点から事実を捉えられるのは、理系ならでは。ただし、口ゲンカの時に理詰めで来られ過ぎると嫌な気分になる人もいるので、注意が必要!
●就職に有利
・パソコンを使う機会が多いので就職に有利だと思う(20歳以下/大学1年生/男性)
・理系のほうが就職に有利だと思う(21歳/大学4年生/女性)
・医学部もあるし、進んだ学部の仕事に就けることが多い(25歳/その他/女性)
・理系の勉強をしていれば、理系職にも文系職にもつけるところ(21歳/大学1年生/男性)
今回のアンケートで一番多かった回答結果が、この「就職に有利」という理由。確かに、数式を使うシステムエンジニアのような仕事に就くのに文系は努力が必要ですし、科学者・医者になるには、違う学部でまた何年も学び直さなくてはいけませんからね。
●単純に学問として好き
・数学、物理ができるから(21歳/大学3年生/男性)
数字と戯れる悦びがあるのでしょうか。純粋に勉学を楽しんでいる人が、研究職に就いたらとんでもないものを発明しそうな気がしますよね。
いかがでしたか? 「就職に有利」「論理的思考ができる」など様々な理由が挙げられていました。逆に文系のほうがすごい! という点はどこなのでしょう? 気になるところですよね。
●文 ロックスター小島
マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2015年1月22日~2016年1月28日
調査人数:理系学生303人