有川浩原作の胸キュン恋愛小説を実写化し、EXILE/三代目J Soul Brothersの岩田剛典と高畑充希がW主演を務める映画「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」のイベントが6日、千葉・舞浜イクスピアリで行われ、岩田と高畑が登壇した。
本作は、仕事もプライベートもうまくいかない会社員のさやか(高畑)が、マンションの前で生き倒れている一人の男・樹(岩田)を見つけるところから始まる。樹から「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」と声を掛けられたさやかは、家事全般をやってもらう条件で不思議な同居生活をスタート。
さやかは草花に詳しい樹との生活に、新鮮さと楽しさを感じていくが、ある日、樹が部屋からいなくなってしまう…というストーリー。
あいにくの曇天の中で傘を差しながらイベントに登場した岩田は「皆さん盛り上がってますか!? きょうは短い時間なんですけど、楽しんでいってください。雨の中なんですけど、盛り上がって行きましょう!」と、イクスピアリに集まったファンに笑顔を振りまく。
高畑も負けじと「皆さんこんにちは。盛り上がってますか~!?」と対抗しつつも、すぐに照れたのか「この後あいさつするの嫌なんですけど(笑)。きょうは皆さんお越しくださいましてありがとうございます。楽しんでいってください」と照れ笑いを浮かべる。
本作への出演に際し、岩田は「やっぱり原作ファンの方がたくさんいる作品なので、そういう作品で自分が樹という役を演じることに対して、プレッシャーはありました。おのおのの樹のイメージがあると思うのですが、自分なりに樹と向きあいながら撮影に臨ませていただきました」と、胸を張る。
一方、高畑は「私はあまり“ヒロイン”のような役を今までやったことがなかったので、台本の中に恥ずかしいシーンとかも結構入っていて、これを自分がやるのか…と思い(笑)、ビクビクしながら撮影初日を迎えました」と、振り返る。
随所にちりばめられた胸キュンシーンが話題の本作だが、そんなシーンについては「全編ほぼそういうシーンだったので、なかなか普段自分が言わないような恥ずかしいせりふを、ここぞとばかりに楽しんでやらせてもらいました」と、岩田は笑顔で明かす。
そして役作りに関して、高畑は「私は今回の映画では、見てくれているお客さんが、私(の立場)になって樹に恋をしてほしいなという目標が最初にあったので、樹が格好良く見えるように心掛けました。まあでも、普通にしていても格好いいんですけど(笑)」と岩田を持ち上げると、岩田は「またまた~何をおっしゃいますやら」と、はにかんでいた。
ラブラブ(?)の2人だが、意外にも今回が初共演だという。岩田は「『植物図鑑』の一番最初のビジュアル撮影があったんですけど、その撮影で『初めまして』のあいさつをしてから、1分くらいで高畑さんを後ろからハグする撮影をしたんです(笑)。実は2人とも緊張していました。なかなかないですよね?会話もないまま『ハグしてください』ってことは(笑)」と“出会い”のエピソードを語ると、高畑も「横でスタッフさんがロケ弁を食べながら、何だよあいつらみたいな顔をしてニヤニヤしていました」と、恥ずかしそうに振り返る。
そんな現場でのエピソードなどを語りつつ、映画オリジナルの「恋愛成就の木」のお披露目式も行われ、木のオブジェに2人の願い事を書いたプレートが飾られた。
さらに、3月6日は岩田の誕生日ということでサプライズバースデー祝いも。高畑が突然、体調悪いそぶりを見せてそそくさと舞台裏に隠れると、岩田は何となく気付いたのかニヤニヤしながら「どうしたんでしょうね」とキョロキョロ。
すると、ハッピーバースデーの歌が流れ、高畑が劇中にも登場する“野いちごのケーキ”を持って再登場した。これには薄々感づいていた岩田も「本当にありがとうございます! そりゃ、急に体調が…ってどこかに行かないですよね(笑)」と感謝の言葉を述べ、特製ケーキを食べて「大変おいしゅうございます」と、感激していた。
あらためて岩田は「きょう本当にたまたま自分の誕生日でしたけど、こんな日にこれだけの皆さんに集まっていただいて、ケーキまで出していただいて、本当に幸せです。ありがとうございます! 27歳になって、いよいよアラサーだな…と痛感しております(笑)」と語り、笑顔で会場のファンやスタッフらに感謝した。