プレミアリーグ第29節が5日に行われ、ワトフォードと日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターが対戦した。岡崎は2トップの一角として9試合連続の先発出場を果たしている。
前節、ホームでウェスト・ブロムウィッチと引き分けた首位のレスター。今節は敵地での12位ワトフォード戦に臨んだ。リーグタイトル獲得に向けて勝ち点を積み上げたいレスターは、フランス人MFエンゴロ・カンテが戦列に復帰し、スタメンに名を連ねた。攻撃陣では岡崎とともにリーグ得点王のイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディや、アルジェリア代表MFリヤド・マフレズらが先発出場となった。
試合開始から4分、レスターがチャンスを迎える。CKをつなぎ、最後はエリア外からクリスティアン・フクスが左足でミドルシュートを放った。さらに、このボールをGKエウレリョ・ゴメスが弾いたところへ岡崎が飛び込むが、ゴールとはならない。
23分、レスターはヴァーディが前線でボールを奪うと、右サイドを駆け上がるマフレズへパス。そのままエリア右から中央に折り返し、ヴァーディが飛び込むも、シュートは枠の右に外れた。
対するワトフォードは27分、オディオン・イガロが右サイドからクロスを上げると、混戦から最後はトロイ・ディーニーが右足のシュートを放った。しかしこれはGKカスパー・シュマイケルがボールをキャッチし、得点を許さない。
その後こう着状態が続いた42分、レスターはCKのセカンドボールを拾うと、ダニー・シンプソンが右サイドから上げたクロスに、エリア内でフリーのウェズ・モーガンが頭で合わせた。しかしボールはGKにキャッチされネットを揺らすことはできない。このままスコアレスでハーフタイムを迎える。
レスターは後半開始と同時に、アンディ・キングとジェフ・シュルップの2名を投入した。すると56分、レスターが先制に成功する。フクスが左サイドから上げたクロスをDFが頭で跳ね返したところにマフレズが反応。浮き球をトラップし、エリア付近で左足を振りぬきネットを揺らした。
さらに攻勢を強めるレスターは71分、左サイドでFKのチャンスを獲得すると、フクスのキックからロベルト・フートがヘディングシュートを放った。しかしボールは枠をとらえることができない。
80分、同点に追いつきたいワトフォードは、アラン・ニョムが右サイドからアーリークロスを挙げると、エリア内で待ち構えていたディーニーがつなぎ、最後はイガロが頭でゴールを狙った。しかしGKシュマイケルが落ち着いてセーブし、ゴールを守った。
ワトフォードは後半アディショナルタイム+2分に、左サイドでFKのチャンスを獲得するが、クロスボールに誰も合わせることができず、ゴールを挙げることはできなかった。
結局このままタイムアップを迎え、レスターが敵地で完封勝利を挙げた。この試合の前に行われた上位対決で、2位トッテナムが3位アーセナルと引き分けたため、レスターはトッテナムとの勝ち点差を5に広げた。なお、岡崎はハーフタイムで交代となっている。
次節、ワトフォードはストークと、レスターはニューカッスルとそれぞれホームで対戦する。
【スコア】
【得点者】