ミニサイズの「Echo Dot」と、ポータブルな「Amazon Tap」。
スピーカー型音声アシスタント、Amazon Echoに弟分が2タイプ誕生しました。Amazon Echoのスピーカー機能を最小限にして外部スピーカーと接続できるEcho Dot(上画像左)、そしてAmazon EchoをポータブルにしたAmazon Tap(上画像真ん中)です。
Amazon Echoは、音声アシスタントのAlexaを内蔵した筒型スピーカーです。Amazon PrimeミュージックやSpotifyの音楽をかけたり、天気やニュースを教えてくれたり、簡単な質問に答えたりができます。2014年終わりに実験的に発売されて以来Uberを呼んだりピザを注文したりといった機能もどんどん追加していて、評価は上々です。
その派生型となるEcho Dotはぐっと小さくホッケーのパックみたいな形で、Bluetoothやオーディオケーブル経由で手持ちのスピーカーとつないで使えることがポイントです。スピーカーも一応内蔵ですが最小限になっていて、サイズ的にも機能的にも寝室の目覚まし時計にはぴったりです。寝室に限らず、アマゾンとしては家中あちこちに設置されることを望んでいるようです。
Echo DotもAmazon Echoと同じファー・フィールド(広範囲で有効な)音声認識技術を使っているので、周りががやがやしているときに6、7メートル先からコマンドを言ってもちゃんと拾ってくれます。また反応するときに本体上部のリングが光るのも同じです。
Echo Dotが作られたのは、Amazon Echoユーザーの中に、手持ちのハイエンドなスピーカーでAlexaの機能を使いたいという声があったからのようです。たしかにAlexaでは音楽を聞けるし、今Amazon Echoを持っている人ならオーディオ機器にもこだわりがある人が多いでしょうから、需要は高そうです。
ただEcho DotはAmazon Prime会員対象の数量限定販売で、かつAlexa内蔵端末、つまりAmazon EchoかAmazon Fire TVからオーダーする必要があります。価格は89.99ドル(約1万円)で、すでに3月3日からオーダー受付中です。
一方Amazon Tapはポータブル版Amazon Echoといえるものですが、その分使い方にちょっと違いがあります。Amazon Echoが常時オンなのに対し、Amazon Tapはその名の通りタップすると起動し、音声コマンドに反応するようになります。でも操作はすべてAmazon Echoと同じように音声コマンドででき、Alexaの機能も同様に使えます。BluetoothやWi-Fiでスマートフォンなどと接続し、スピーカーとして使うことも可能です。
ポータブルということは充電式で、バッテリーは連続再生で9時間使用可能、充電ドックが付属してきます。重量は1ポンド(約450g)とポータブルにしては大きめですが、上のイメージ動画ではピクニックとか屋外パーティ、それから普通の家での生活も利用シーンになっていて、持ち運び「も」できるという感じでしょうか。
Amazon Tapの価格は139.99ドル(約1万6000円)、発売は3月31日からで、現在プレオーダー受付中です。こちらはEcho Dotと違って、どんな端末からでも購入できます。
Cheryl Eddy - Gizmodo US[原文]
(miho)