卒業シーズン! 「意中の彼から第二ボタンを最後の記念に手に入れよう……」と虎視眈々と狙ってる方はいますか。受験勉強にはない科目なので、そんなのどうやっていいかわからないよ! という方に、漫画を参考にした事前シミュレーションを。『高校デビュー』『失恋ショコラティエ』『海月姫』少女漫画から3つのテクニックを難易度別ご紹介します。
■1.『高校デビュー』から学ぶ! 直球・正攻法(難易度:★)
恋愛学園漫画からまず参考にしてみましょう。川原和音さんの漫画作品『高校デビュー』13巻では、作中、ほとんど出番のないキャラクターが、モテキャラのヨウにが潔く印象的なセリフで告白! なんなくボタンをゲット!
(c)河原和音/集英社
団員:「団長ォ!!卒業おめでとうございます!!」団員:「自分らは寂しいっス!!」
団員:「団長と過ごした1か月間 一生忘れないス!!」
団員:「団長!!ボタンください!!」
ヨウ:「………いーけど」
『高校デビュー』13巻より
憧れの先輩へ思いを伝えるのに大切なのはやっぱり愛と尊敬ですよね。下手なテクニックは使わない若者らしい素直と正直さが好感度◎
また作中から、もっとも学ぶべきことは、直球ストレートな勢い! 勢いと流れが味方すれば、ボタンのひとつやふたつ、なんなくいただけるはず。この技を使えば、誰のボタンでもゲットできるかも!? まずは直球・正攻法で、元気に「ボタンください」と、頼んでみては。
~『高校デビュー』作品概要~『俺物語!!』の原作者でもある川原和音さんの漫画作品。『俺物語!!』の主人公とと同じように、本作主人公の長嶋晴菜ちゃんの直球、爽快な人物描写が魅力。本編全13巻。
■2.『失恋ショコラティエ』から学ぶ! 女子力高めのモテテク「寒いぜぷるぷる」法(難易度:★★)
ショコラティエの主人公・爽太君を翻弄させるヒロイン紗絵子さん。女子力高い彼女は、いろんなモテテク(?)やアドバイスを披露します。2巻、合コンへ出かける友達への電話アドバイスシーンを参考にしてみましょう。
(c)水城せとな/小学館
電話で友達にアドバイスする紗絵子:「あとは うーん… 肌寒そうだったら薄着で行ったら? 露出は多くしなくていいから」薫子:(肌寒かったら厚着するでしょ!? この子バカなの!?)
紗絵子:「夜 お店出た後「あっ寒いー プルプルー」ってしてると 男の人
上着貸してくれたりするよー」
『失恋ショコラティエ』2巻 第5話より
女子力を使った本気作戦。名付けて「春は寒いぜ! ぷるぷる大作戦」。
卒業シーズンは、まだまだ冬が名残り、意外に冷え込む季節。小動物のように「ブルブルぷるぷる」震えてみましょう。察しのよい紳士な男性や、優しい男性にもっとも効果的なはず。
……で、上着さえ借りてしまえばしめたもの! 「あ、記念に第二ボタン欲しいな……。」と、ボタンもいち早くおねだりしちゃいましょう。作戦実行の際は、くれぐれも風邪ひかないようご注意ください。
~『失恋ショコラティエ』作品概要~2014年にテレビドラマ化された水城せとなさんの漫画作品。登場人物それぞれの心理描写巧みな本作は、少女漫画ならではの魅力。読むと引き込まれます。見逃しがちな、何気ないシーンなのですが、ヒロイン紗絵子さんは、友達や周りの人へ恋愛相談を都度行うシーンが多数あるのです。恋愛アドバイザー紗絵子さんのような友達ほしい!
■3.『海月姫』から学ぶ! プロのスゴ技・音速で付け替え戦法(難易度:★★★)
第二ボタンとはいえ、特別なものではない、ただの洋服ボタンなのであります。ようは、ボタンをとって、付け替えてしまえばいいのでは? お裁縫の得意な読者におすすめは『海月姫』3巻の千絵子抄、音速ボタン付け。
千絵子抄は、フリーマーケットででかけた、その場で手に入れた布ボタンでちゃちゃっとアマー(クラゲのぬいぐるみ)を作り上げます。
(c)東村アキコ/講談社
シュパパパパパパパパパパシュパパパパパパパパパ
シュパパパパパパパ
「ぬおー 千絵子抄 音速!!!!」
「はいできた」
『海月姫』3巻 episode15 より
最後は『海月姫』から、お裁縫テクニック『音速ボタン付け』をご紹介。
気になる彼へ「ちょっとボタンとれてるね、付け替えてあげるよ」と声をかけ、上着をゲット。ボタンを交換、音速で付け替えてしまうのです。
その際、チンタラ縫わないのがコツ。彼が突っ込みをいれる暇なく音速で縫い上げてしまえば、何事もなかったように、好きな人の第二ボタンがあなたの手中に。なお、取り換えるボタンを先に入手しておくことをお忘れなく! お裁縫上手になる上、ボタンも入手できる一挙両得なスゴ技です。
~『海月姫』作品概要~東村アキコさんの作品『海月姫』。クラゲオタクのヒロイン月海とオシャレ女装男子のファッションサクセスストーリー。ヒロイン月海が住む、天水館では個性的なオタク住人がズラリ。和室でモクモクと、みなで縫物をする姿を、読むとお裁縫気分もアガる! ボタンもつけたくなってくるはず。
いかがでしたか? 卒業シーズンの、最後の記念に第二ボタンゲット方法3選。漫画を使ったテクニックはアイデア次第で意外に使えるかも!? 健闘を祈ります。
※この記事はタウンワークマガジンとガジェット通信で共同制作しました。
文:erini 企画:ガジェット通信
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