夫と妻「各々の家事分担」不満TOP5 | ニコニコニュース

もちろん、【夕食作り】「妻のやるべき仕事だから」(妻が担当・専業・34歳女性)、【トイレ掃除】「やってくれてありがとう」(妻が担当・共働き・37歳男性)、【朝食作り】「自分の好きなものが食べられる」(夫が担当・共働き・38歳男性)など、現状に満足という人も多数画像提供/xiangtao / PIXTA(ピクスタ)
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共働きのライフスタイルを選ぶ夫婦が増えて、夫と妻の家事分担はもはや当たり前ともいえる時代。妻が専業主婦でも、子どもが幼いうちは家事を分担している家庭も多いだろう。そこで、世間の夫婦はどのような割合で家事分担を行っているのかを明らかにするべくアンケートを実施。子どもがいる結婚2年目以降の20~30代男女400人(男女各200人)に、全12項目の家事について夫と妻のどちらが担当しているかを聞いた。

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〈子育て家庭での夫婦の家事分担割合10〉

夕食作り 夫:2.5% 妻:97.5%


朝食作り 夫:8.5% 妻:91.5%
食材の買い出し 夫:12.75% 妻:87.25%
洗濯 夫:13.25% 妻:86.75%
部屋の掃除 夫:14.25% 妻:85.75%
洗濯物をたたむ 夫:14.25% 妻:85.75%
トイレ掃除 夫:20.25% 妻:79.75%
皿洗い 夫:24.5% 妻:75.5%
お風呂掃除 夫:35.75% 妻:64.25%

ゴミ出し 夫:58.75% 妻:41.25%

※番外

保育園に子どもを迎えにいく 夫:3.0% 妻:45.8%


保育園へ子どもを送る 夫:6.5% 妻:41.8%

子育て中にもかかわらず、夫の担当の方が多かったのは【ゴミ出し】のみ。【ゴミ出し】と【お風呂掃除】以外の家事はすべて妻の担当が7割以上と、家事の負担が妻の方に大幅に偏っているようだ。ちなみに、共働き家庭だけの結果を見てみても、妻の担当が7割を切ったのは【皿洗い】夫:35.0% 妻65.0%、【ゴミ出し】夫:65.0% 妻:35.0%、【お風呂掃除】夫:44.0% 妻:56.0% の3つだけ。番外の【子どもの保育園の送迎】に関してはそもそも子どもが保育園児ではない家庭もあったため割合が低くなったが、それでも妻の負担が多めという結果に…。

男性の方が仕事が多忙なケースが多いと仮定しても、これでは不満を感じている妻も多いのでは? そこで、夫と妻それぞれに「実は分担に不満がある家事は?」と聞いてみたところ、ランキングとその理由は次のような結果になった。まずは夫の不満から。

〈夫が分担に不満がある家事TOP5〉


1位 部屋の掃除 14.5%
2位 お風呂掃除 13.0%
2位 洗濯 13.0%
2位 洗濯物をたたむ 13.0%
5位 食材の買い出し 12.5%

【1位 部屋の掃除】


「髪の毛おちているのに(妻は)拾わない」(夫が担当・妻専業・33歳)
「細かいゴミが落ちている」(妻が担当・妻専業・36歳)
「自分がもっと手伝うべきだと思うから」(妻が担当・妻専業・32歳)

【2位 お風呂掃除】


「ほぼしているのでたまにしてほしい」(夫が担当・共働き・37歳)
「時間をかけすぎ」(妻が担当・妻専業・38歳)
「自分が積極的にやればできることを、妻に甘えてしまっているから」(妻が担当・妻専業・34歳)

【2位 洗濯】


「妻の方が時間があるのでやってほしい」(夫が担当・共働き・35歳)
「溜め込むから」(妻が担当・妻専業・28歳)
「俺も干したい」(妻が担当・共働き・37歳)

【2位 洗濯物をたたむ】


「下手な自分がやらされているから」(夫が担当・共働き・39歳)
「自分のだけたたんでくれない」(妻が担当・共働き・38歳)
「やらしてくれない」(妻が担当・共働き・37歳)

【5位 食材の買い出し】


「毎回荷物が多く大変」(夫が担当・妻は専業・33歳)
「妻に任せっぱなしだから」(妻が担当・妻専業・28歳)
「買い物手伝いたい」(妻が担当・共働き・38歳)

ちょっとした文句はあるものの、全体的に不満は少なめ。「もっと自分がやりたい、やるべき」といった声が聞こえてきてきた。一方、妻からの不満は以下の通り。

〈妻が分担に不満がある家事〉


1位 部屋の掃除 37.0%
2位 お風呂掃除 35.5%
3位 トイレ掃除 34.0%
4位 皿洗い 31.5%
5位 ゴミ出し 29.0%

【1位 部屋の掃除】


「夫のものを勝手に捨てられないので(自分でも)やってほしい」(妻が担当・妻専業・35歳)
「目につくゴミ位掃除してほしい」(妻が担当・共働き・36歳)
「休日は手伝って欲しい」(妻が担当・妻専業・28歳)

【2位 お風呂掃除】


「主人は全くしない。掃除の仕方の文句は言う」(妻が担当・共働き・38歳)
「お風呂の届かない所は男の人がやってほしい」(妻が担当・妻専業・36歳)
「浴槽しか洗わない」(夫が担当・共働き ・33歳)

【3位 トイレ掃除】


「汚しても、妻の仕事と思っているのか、絶対掃除しない」(妻が担当・妻専業・38歳)
「自分で汚したトイレは自分でしてほしい」(妻が担当・共働き・39歳)
「毎日使っているのは同じなのに、掃除するのが私だけだなんておかしいと思うから」(妻が担当・妻専業・33歳)

【4位 皿洗い】


「私が(食事を)作ったら、旦那がお皿を洗って欲しい」(妻が担当・共働き・35歳)
「座ってるだけならやってほしい」(妻が担当・共働き・38歳)
「食べ終わってくつろいでいるとイラつく」(妻が担当・妻専業・32歳)

【5位 ゴミ出し】


「燃えないゴミの日は重い時があるので手伝ってもらいたい」(妻が担当・妻専業・38歳)
「ゴミ出しは誰がやってもおなじだから、旦那に出して欲しい」(妻が担当・共働き・37歳)
「朝出勤の際に出してほしいゴミを玄関に置いておくのに、持って行ってくれない事が多々ある」(夫が担当・妻専業・39歳)

やはりというべきか、夫に比べて不満の多さが目立つ。全項目に共通して、「自分の後始末くらい自分でしてほしい」という意見が多数寄せられた。

いくら家事を分担しているからといって、やってもらった家事に文句を付けたり、自分の担当していない部分を散らかし放題…というのでは、お互いに不満が溜まるばかり。夫も妻も「なにかできることない?」と普段から声を掛け合うことで、家庭はより円満になるかもしれませんよ!

(有栖川匠)

※当記事は2016年03月03日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。