危険行為の多い都府県、少ない県
共同通信社

 悪質な自転車運転者に安全講習を義務付ける新たな制度が、昨年6月に始まり同年末までの間に、全国の警察が「危険行為」として摘発、警察庁に報告したのは7924件だったことが7日、同庁の集計で分かった。都道府県別では大阪が東京を上回り最多。危険行為は信号無視が全体の4割を超えた。講習を受けたのは東京、大阪、岡山の3都府県の7人だった。

 警察庁によると、大阪が2673件、次いで東京が1907件、兵庫780件、神奈川491件、京都364件などの順。近畿の3府県だけで全体のほぼ半数に上った。

 大阪府警は自転車事故が多発したため、2015年に「自転車対策室」を設置。