え～っ！和牛と国産牛って別ものなの？ 実は、◎◎牛は海外出身の可能性があった！
食品表示に注意！ 和牛＝国産牛は大きな勘違い！
みなさんお肉は好きですか～？スーパーの精肉コーナーに行くと、たくさんのお肉が並んでいます。牛肉、豚肉、鶏肉。ミンチやバラ、肩ロース、切り落としなどさまざまな部位。
牛肉コーナーをのぞいてみると、「輸入牛肉」以外に、「和牛」、「国産牛」と表示されています。さてこの両者の違い、何でしょう？ そう、実は和牛＝国産牛ではないんです！
明治以前から日本で飼われてきたのが◎◎牛！
まず、日本において流通する牛肉は、「和牛」「国産牛」「輸入牛」に分類することができます。その中で和牛とは、「黒毛和種」、「褐毛和種」、「日本短角種」、「無角和種」、これらを交配させた種のことで、品種が「和種」のことを言います。
和種は「日本和種」として最低でも三世代前をさかのぼり、今日も認定されている種だけが当てはまるため、日本国内で出生し生育されたものに限られます。つまり日本が世界に誇る肉専用種を加工したのが和牛なのです！ちなみに、和牛＝黒毛和牛というイメージが強いのは、和牛の90％を黒毛和牛が占めるからだそうですよ。
日本生まれと思っていたのに、実は海外出身だったなんて！
続いて国産牛とは、日本国内で食肉用に加工したもの（精肉したもの）のことを言います。つまり、外国で生まれた牛であっても、日本国内で肥育された期間が長ければ国産牛として販売されるのです。
日本の牛としてイメージが定着しているホルスタインも、実はオランダの外来種。雄として産まれた場合、乳製品を生産できませんから、食肉牛として飼育にまわされます。人間で例えると、日本に半年間ほど留学しに来た外国人であっても、日本国籍が取得できるということです！
まとめ
実際、スーパーの精肉コーナーで販売されている国産牛のうち、和牛は40％前後。和牛であれば販売側としてはそれがウリになりますから、「国産和牛」とか「黒毛和牛」というように品種を表示していると考えられます。
輸入牛も国産牛も、日本人の嗜好に合う、霜降り牛の生産・改良が今後も増えていくことが予想されますが、BSEなどと無縁の安心できる国内生産のものを味わいたいですね。
それなら、ラベルにわざわざ「和牛」と書かれたものをチョイスしてください。価格はお高めかもしれませんが、安心かつ、濃厚な味わいを堪能できるはずです！
（mamagirl）