関西電力は9日、高浜原発4号機(福井県高浜町)の再稼働後に緊急停止したトラブルについて、原子力規制委員会に原因と再発防止策をまとめた報告書を提出した。
関電のこれまでの調査では、送電線側から想定を超える電流が流れたため、検知器が反応して発電機が止まり、自動的に原子炉が緊急停止したことが分かっている。
4号機は、2月20日に1次冷却水漏れが発覚した。関電は原因を突き止め対策を取ったとして26日に再稼働した。だが29日に発電と送電を開始する作業中、原子炉が停止した。
緊急停止を受け関電は今月2日、4号機の1次冷却系の温度や圧力を下げる冷温停止状態にした。