長崎県佐世保市の宇久島で、全身が真っ白のウツボが見つかりました。水族館で保護されましたが、白い理由はわからないまま。遺伝子の異常で色素が欠乏する「アルビノ」でもないようで、担当者は首をかしげています。
【写真】謎多き白いウツボ 「アルビノ」ではないらしい…一体なぜ
体長約70センチ
五島列島の最北端に位置する宇久島。この島で2月8日、はえ縄漁をしていた漁師が全長約70センチの白いウツボを見つけました。佐世保市の水族館「九十九島水族館海きらら」で調べたところ、ユリウツボかヘリゴイシウツボのどちらかであることがわかりました。
「アルビノでもなさそう…」
ただ、水族館の職員でも体が白い理由がわかりませんでした。色素が欠乏する「アルビノ」の可能性も考えられましたが、アルビノの個体は目が赤くなるのに対し、この個体は通常のウツボと同じ色の目。担当者は「白い理由がまったくわかりません。突然変異の一つだとは思うのですが…」。
水族館がツイッターでつぶやいたところ、5千件以上リツイート。「可愛い」「おしとやかに見える」などの反応が相次ぎました。
同館は「激レアのウツボ」として展示中。担当者は「ホワイトデーまでにカップルで見ると幸せになるかも…と個人的に思っています。白い蛇と同じように、見ると幸せになれるウツボなのかもしれません」と話しています。