男子フィギュアスケートの羽生結弦選手が初出演する映画「殿、利息でござる!」(中村義洋監督)の予告編映像が9日、公開された。仙台藩の藩主・伊達重村を演じる羽生選手が羽織袴に身を包み、美しいまげを結った殿様姿で「重村である!」と名乗るシーンが含まれており、羽生選手の殿様姿の映像が初披露された。
予告編映像では、主人公・穀田屋十三郎を演じる阿部サダヲさんらが困窮する宿場町を守るため奔走する様子が描かれており、竹内結子さん、松田龍平さん、妻夫木聡さん、瑛太さんら豪華キャストも登場する。
「殿、利息でござる!」は、映画化もされたベストセラー「武士の家計簿」の作者・磯田道史さんの著書「無私の日本人」に収録されている一編「穀田屋十三郎」が原作。江戸時代中期の仙台藩吉岡宿が舞台で、年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、十三郎ら住民9人が藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」を立て……というストーリー。映画は5月14日公開。