保育の充実を求める署名を塩崎厚労相(右端)に手渡す育児中の女性。左端は民主党の山尾志桜里氏=9日午後、国会
共同通信社

 子どもが保育園の入所選考に落ちた不満を「日本死ね」とつづった匿名のブログに賛同した育児中の女性らが9日、国会を訪れ、保育の充実を求める約2万8千人分の署名を塩崎恭久厚生労働相に手渡した。署名は安倍晋三首相らに宛てており、塩崎氏は首相に伝えることを約束した。女性らは「切羽詰まった状況に、政府は目を向けてもらいたい」と訴えている。

 署名は、ブログに共感した関西地方の女性がネット上で募った。

 民主党の山尾志桜里氏がこの日の衆院厚労委員会で、塩崎厚労相に署名を受け取るよう要求し、手渡しが実現した。