グリーと台湾HTCは,両社が日本国内におけるバーチャルリアリティ(以下,VR)事業における業務提携で合意したことを,本日(2016年3月10日)発表した。
VR開発専門スタジオ・GREE VR Studioを立ち上げるなど2015年よりVR事業に参入したグリーと,「Steam VR」に準拠したVR対応ヘッドマウントディスプレイ「Vive」を手がけるHTCがタッグを組むこととなった。今後両社は,国内のアミューズメント・レジャー施設(テーマパークやアミューズメント施設,カラオケ,ショッピングセンターなど)へのVR体験の提供を共同で推進していくという。
今回の業務提携では,両社がコンテンツとハードウェアに関する開発協力を相互に行い,アミューズメント・レジャー施設に対しては両社から導入環境構築の支援や提案などが行われるようだ。まずは“最初の一手”がどのような形で一般消費者に届くのかに注目しておきたいところである。
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グリーとHTC、バーチャルリアリティ事業における業務連携で合意
両社は今回の業務連携を通じて、国内のアミューズメント・レジャー施設(テーマパーク・アミューズメント施設・カラオケ・ショッピングセンター等)に、VR体験の提供を共同で推進していきます。
2016年は、各メーカーが相次いで製品版のVRシステムを発売予定であることから「VR元年」として盛り上がりを見せており、ゲーム・アミューズメント・観光・医療・住宅・報道・広告など、多方面の産業に普及していくと言われています。
グリーとHTCは、双方のリソース・技術力・ノウハウを活用したさまざまな取り組みを行っていく予定です。より多くの一般消費者の方に最高のVR体験を提供する事で、VR市場の拡大と新しいエンターテインメントの創出に貢献していきます。
■GREE VR Studioについて
次世代のプラットフォームとして世界的にVR市場への関心が高まる中、グリーは2015年よりVR事業に本格参入しました。同年9月には初のVRコンテンツである謎解き脱出ゲーム「サラと毒蛇の王冠」を「東京ゲームショウ2015」に出展し、好評を博しました。11月にはVR開発専門スタジオ「GREE VR Studio」(http://vr.gree.net/)を設立、スマートフォンアプリ「シドニーとあやつり王の墓」をリリースしました。また2016年5月10日には、VR業界の第一線で活躍する国内外のプレーヤーをゲストに迎えたカンファレンス「Japan VR Summit(JVRS)」を開催する予定です。
■HTC Viveについて
「HTC Vive」(http://www.htcvive.com/)は、HTCとバルブによって共同で開発された新しい仮想現実体験を体験できるシステムです。2つのワイヤレスコントローラー、ルームスケールの測定を行うセンサーステーション、フロントカメラおよび電話機能搭載のヘッドマウントディスプレイから成ります。
HTC Viveの最大の特徴はルームスケールの位置トラッキングシステムです。
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