人気海外ドラマ『24 ‐TWENTY FOUR‐』のジャック・バウアー役で知られる俳優キーファー・サザーランドが、今夏にフォークアルバムをリリースし全米ツアーに出ることが明らかになった。Rolling StoneやBillboardなどの海外メディアが伝えた。
キーファーは以前から音楽にも情熱を傾けており、2002年には知人でシンガーソングライターのジュード・コールと共にアイアン・ワークスというレコードレーベルを立ち上げた。そこには音楽業界が大きなシフトを遂げる中、より多くのミュージシャンがレコーディングし、自分達の音楽を提供する場を作れるようにしたいという思いがあったという。
ヴィンテージギターのコレクターでもあるキーファーは、2009年に自分のキャリアを見つめ直し、新しい発展を追求するためレーベルを去ったそうだが、2015年に2曲を作りジュードに聞かせたらしく、そこから自然にアルバムへと発展したという。
初のアルバム『Down in a Hole(原題)』には、11曲が収録されており、どれもキーファーの個人的な体験が基になっているそうだ。アルバムのリリース日は未定だが、全米ツアーは4月14日(現地時間)のウィスコンシン州ミルウォーキーを皮切りに、5月28日のニューヨーク州アマガンセットまで続く予定。
「自分にとってはジャーナルや日記に最も近いものだ。自分の人生の良い時も悪い時も振り返り、その感傷的な気持ちを音楽で表現できるのは、どこか心が満たされる」とキーファーは語り、「曲作りとレコーディングを十分に楽しんだように、自分の曲を観客の前で演奏できることに素晴らしい喜びを感じている。まるで予想もしていなかったことでもあるからね」と、ツアーに出ることを楽しみにしている様子だ。