日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターのフランス人MFエンゴロ・カンテに、同国代表招集の可能性が浮上した。9日付のイギリス紙『デイリーメール』が報じている。
現在プレミアリーグで首位に立つレスターの中心選手として活躍を見せるカンテ。負傷欠場の1試合を除いてここまでリーグ戦28試合に出場しており、中盤を支えている。先月イギリスメディア『スカイスポーツ』が発表したデータでは、カンテがインターセプト回数、タックル回数、タックル成功回数の3部門で1位の記録しており、数字上でも能力の高さを示した。
この活躍にフランス代表の指揮官を務めるディディエ・デシャン監督は、フランスのTV局『カナル・プリュス』に対し、「我々は彼の動きを追っている」と語り、プレーに注目していることを明かした。さらに、「レスターは驚くべきシーズンを送っているし、彼のパフォーマンスも良い」とコメント。カンテを高く評価しているようだ。
今年6月から7月にかけて開催されるユーロ2016に開催国として出場するフランス。優勝を目指す同国代表の中盤には、ユヴェントス所属のMFポール・ポグバやパリ・ サンジェルマンに所属するMFブレーズ・マテュイディらが名を連ねている。デシャン監督は、「我々には経験のある選手がいる」とそれらの選手への信頼を口にした一方で、「すでにいる選手と比べて、チームにより何かをもたらす人材がいたら、私はそのプレーヤーを選ぶ」と多くの選手に代表入りのチャンスがあることを強調した。
2013-14シーズンにはリーグ・ドゥ( フランス2部リーグ)でプレーしていたカンテが、メンバーに割って入ることができるのか。今後の活躍に大きな注目が集まる。