なぜ筋肉をつければ、脂肪が燃焼するのでしょうか? 一見筋肉がつくと見た目が太ってしまうと思いますよね。筋肉がつけばやせる理由と、筋肉をつけるお手軽筋トレ方法をご説明します。
脂肪を減らすには、筋肉を増やす食事を減らせば、体重は一時的に減りますが、実は体脂肪を減っていきません。摂取カロリーを減らすだけではなく消費カロリーを増やさなければダメなのです。
消費カロリーを増やすには、運動すること、そして何よりも体の基礎代謝を高めなければなりません。基礎代謝は、一般女性の消費カロリーの6割を占める「大消費地」であり、運動してもしなくても毎日消費される部分なのです。ですから、効果的にカロリー消費を高めるには基礎代謝を高めることが重要なんです。基礎代謝を高めるために一番手っ取り早く、効果的なのが、筋肉を増やすことになります。
筋肉をつければ、カロリーは多く消費され、体脂肪は減っていくので、やせるのです。
筋トレはどうやればいいの?筋肉を増やすには筋力トレーニングが最適です。でもジムに通ったりしなければならない、誰かに教えてもらわないとできない、と思っていませんか? 時間とお金と設備が必要なイメージがある筋トレ、実は自宅でも簡単に、そして効果的にできるんです。
例えば一つの例をあげてみます。2~5㎏のダンベルを用意してください。手につかんで持てるのであれば、ペットボトルに水や砂を入れたものでも構いません。1個ずつ両手に持って、頭の上に押し上げたり、胸まで引き上げたり、左右に振り回したり、肩まで巻き上げたり、内外にひねり回したりしてください。
ぶら下げたまま脚を屈伸する運動もおすすめです。1日1回、10~15分程度で、十分な効果があります。これをまずは2ヶ月続けてみてください。筋肉は増え、その代わり体脂肪は大いに減っているはずです。
筋トレの効果をさらに高めるには筋力トレーニングに慣れてきたら、有酸素運動、つまり全身の持久性トレーニングも採り入れてみてください。
有酸素運動は筋肉への血液供給を高め、代謝を活発にすることにより、さらに体脂肪を減らすことを助けます。有酸素運動は難しいものでも、きついものでもありません。
実際のメニューは、ジョギングや階段の昇り降りを15~30分行ってください。食事の前にやると効果的です。
ダイエットは体組成の改善です
いかかでしたか? 筋肉をつければ体脂肪が減りやすくなり、そのためには筋トレが一番効果的だとお分かりいただけたでしょうか。また筋トレは自宅で手軽にできることをご紹介しました。
ダイエットはただ体重を減らせばいいわけではありません。体脂肪を減らし、筋肉は増やすという、体組成を改善することがポイントなのです。そのためには減食と筋トレ、有酸素運動を組み合わせて行うことが大事です。