たまには海外旅行をして現実逃避したい…。でも、現実問題、なかなか休みが取れなかったり、お金もかかるしで、諦めている人も多いのでは? そんな人に、国内にいながら料理だけでも海外気分を味わって欲しい。そんな願いを叶えてくれる、世界27カ国75レシピをまとめた『世界のおいしいおかず』(ダイヤモンド社)が発売されました。本レシピは、レシピ投稿サイト「クックパッド」と、旅行ガイドブック『地球の歩き方』がタッグを組み厳選した料理が紹介されています。なので、海外でしか入手できないような食材ではなく、身近にあるもので韓国料理やアフリカ料理などの本格的な料理が再現でき、自宅でも気軽に楽しむことができます。今回はこの中から、料理が美味しくて有名なスペインと韓国の料理を実際に作ってみました。
1、ガリシア風たこ スペイン・バルの味(P.6)
オリーブオイルとにんにくを入れて熱したフライパンに、ぶつ切りにしたゆでだこを加えて炒めます。さらに、柔らかく茹でたじゃがいも、塩こしょう、パプリカパウダーを加えて炒め、最後にパセリをふれば完成です。
こちらは、スペイン・ガリシア地方の名物郷土料理「ブルボ・ア・ラ・ガジェーガ」という料理を再現したものです。とってもシンプルな味付けながら、ゆっくりじっくり炒めることで、たこから出た旨味をじゃがいもが吸収し、深い味わいのある一皿になりました。お酒のおつまみにもぴったりです。
2、本格! ダッカルビ(P.51)
食べやすい大きさに切った鶏肉を、粉唐辛子、コチュジャン、しょうゆ、砂糖、酒、にんにく、しょうが、塩こしょうを混ぜたところに加えて、1時間ほど漬け込みます。これと、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、きゃべつをごま油を熱したフライパンに入れて炒め、ふたをして15分ほど煮込めば完成です。
こちらは、韓国料理「タッカルビ」を再現したレシピで、ドラマ『冬のソナタ』で有名な春川(チュンチョン)の名物料理です。おそらく本場の味はもっと辛いと思うのですが、今回は粉唐辛子を控えめにしてマイルドな味付けに。それでも、一口食べるとパンチのある味で、白米が欲しくなりました。肉、野菜がたっぷり摂れ、しかもカプサイシン効果で体も温まるので、特に女性に嬉しい一品です。
★作って食べた後は、ぜひ本場で味わいたい!
文=JUNKO