韓国南東部・浦項の海岸で米韓両軍が行った上陸訓練=12日(共同)
共同通信社

 【浦項(韓国)共同】米韓連合軍は12日、韓国南東部の浦項で、北朝鮮海岸への上陸と内陸部への進撃を想定した「双竜訓練」を内外メディアに公開した。米韓の海兵隊と海軍の約1万7200人が参加し、韓国での上陸訓練では過去最大規模としている。

 訓練は7日から4月末まで韓国や周辺海域で続く定例の米韓合同演習の一環。韓国軍は今年、内陸進撃のシナリオを重視しているとアピールしている。核とミサイル開発を続ける北朝鮮が韓国に侵攻すれば、米韓側には首都平壌を占領する能力があることを示して軍事的圧力を強め、疲弊させる目的もある。